こんにちは、Webマーケティング業務の内製化支援サービス|REBUILD WEB-MKTG-SITE を担当している江頭です。
Wixに構造化データ(構造化マークアップ)を指定すると、Google検索結果をリッチリザルト形式で表示されることができます。
この記事では、Wixで構造化データを指定する方法や注意点を解説します。
構造化データとは?
構造化データは、Webページに関連する情報を整理して表現するデータ形式のことです。Schema.orgでは構造化データで利用する様々なスキーマを定義しています。
構造化データは、JSON-LD形式やMicrodata形式、RDFa形式で表現できますが、GoogleではJSON-LD形式を推奨しています。
Wixでパンくず構造化データを追加する
パンくずリストを構造化データとして指定するには、次の手順でページごとに構造化データを埋め込みます。
ページの「...」ボタンをクリックします。
[設定]メニューを選択します。
3. [SEO 詳細設定]タブを選択します。
4. 構造化データのテキストボックスに、JSON-LD形式の構造化スニペットを入力します。
例えば、パンくずリストが「HOME > サービス > 運用改善サービス」という3階層の場合、次のような構造化データを入力します。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "BreadcrumbList",
"itemListElement": [
{
"@type": "ListItem",
"position": 1,
"name": "HOME",
"item": "https://dx.symmetric.co.jp/"
},
{
"@type": "ListItem",
"position": 2,
"name": "サービス",
"item": "https://dx.symmetric.co.jp/service"
},
{
"@type": "ListItem",
"position": 3,
"name": "運用改善サービス",
"item": "https://dx.symmetric.co.jp/service/marketing-support"
}
]
}
</script>
positionが階層レベル、nameがパンくずの名前、itemがURLを表します。
Wixではパンくず構造化データは自動的に出力されないため、上記の方法で構造化データを設定します。
関連記事:パンくずリストの構造化データの書き方
Wixでイベント構造化データを追加する
セミナーやフェスなどのイベント情報を構造化データとして指定する場合、SEO詳細設定で構造化マークアップを指定します。
ページの「...」ボタンをクリックします。
[設定]メニューを選択します。
[SEO 詳細設定]タブを選択します。
構造化データのテキストボックスに、JSON-LD形式の構造化スニペットを入力します。
例えば、シンメトリックが主催しているSEOセミナーの場合、次のような構造化データを入力します。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "http://schema.org",
"@type": "Event",
"name": "検索インデックスを徹底解剖!テクニカルSEOセミナー",
"startDate": "2021-07-14T05:00:00.000Z",
"endDate": "2021-07-14T06:00:00.000Z",
"description": "ページごとに数百ある「検索インデックス」から対策すべきキーワードを見つけます。検索ボリューム、クリック率、SEO競合のデータから改善策を導くテクニカルSEOの手法を解説します。",
"offers": {
"@type": "Offer",
"price": "0",
"priceCurrency": "yen",
"url": "https://siteanatomy.com/lp/seminar/",
"availability": "http://schema.org/InStock",
"validFrom": "2021-06-14"
},
"performer": {
"@type": "PerformingGroup",
"name": "シンメトリック社員"
},
"eventAttendanceMode": "https://schema.org/OnlineEventAttendanceMode",
"location": {
"@type": "VirtualLocation",
"url": "https://zoom.us"
},
"organizer": {
"@type": "Organization",
"name": "株式会社シンメトリック",
"url": "https://www.symmetric.co.jp"
},
"eventStatus": "EventScheduled",
"image": "https://siteanatomy.com/assets/images/seminar/ogp/seminar-technical-seo.jpg"
}
</script>
nameがイベントの名称、startDateがイベントの開始日時、endDateがイベントの終了日時を表します。日時は日本時間ではなく、UTC(協定標準時)で指定することに注意してください。
関連記事:イベントの構造化データの書き方
Wixで商品構造化データを追加する
Wixストアを使用している場合、商品詳細ページには商品構造化データが自動的に出力されます。商品構造化データには、Wixストアで登録した商品名・価格・画像などが含まれます。
Wixで構造化データを設定するときの注意点
構造化データの上限は7,000文字
WixのJSON-LDコードの最大長は7000文字です。複数のイベント構造化データを設置するときなどは、文字数オーバーになることがあり、一部の構造化データを削減するしかありません。
scriptタグは1つしか書けない
WixのJSON-LDコード欄には、<script>タグを1つしか記述できません。
次のような書式はエラーとなります。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "http://schema.org",
...
}
</script>
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "http://schema.org",
...
}
</script>
複数のLD+JSONコードを記述するには、<script>タグは1つだけ記述し、その中を配列形式にします。
<script type="application/ld+json">
[
{
"@context": "http://schema.org",
...
},
{
"@context": "http://schema.org",
...
}
]
</script>
Wixブログには構造化データを指定できない
Wixブログは通常ページとは異なり、構造化データを登録するエリアがありません。
そのため、ブログにはパンくず構造化データなどを設置することができません。
自動出力されない構造化データを設定しよう
このように、Wixでは自動的に出力される構造化データと、自動では出力されず手動設定が必要な構造化データがあります。
必要に応じて、構造化データを設置してみましょう。
「REBUILD WEB-MKTG-SITE構築サービス」は、Wixサイト構築とSEO対策を始めとする「Webマーケティング」のスキルトランスファーが受けられるサイト制作内製化サービスです。自社でSEO対策を進めるのに不安のある方や、Webマーケティングのスキルを獲得したい方におすすめします。
Comments